急性・慢性的な痛みを抑える
体の痛みを主とした疾患のコントロールの治療法として、鍼(はり)と低周波を応用しています。
低周波鍼通電療法(パルス治療)の大きな特徴としては下降性抑制系が挙げられます。下降性抑制系とは、脳幹部から神経線維が脊髄後角に下行し、そこで痛みの伝達を遮断するシステムです。
急性・慢性的な痛みや、筋肉のコリ・筋緊張により低下した血行不良に安定した効果を発揮する優れた治療法です。
低周波鍼通電療法では緊張した筋肉に15〜30分の鍼通電刺激を与え、筋肉を支配している神経を興奮させ鎮痛系の神経に活力を与えます。パルス治療で骨格筋がリズミカルに攣縮(れんしゅく)すると局所の血流障害が改善され痛みが解消されていきます。
通電の強さは、痛みを感じない範囲内で最も強くすることでより良い効果が得られますが、痛みを伴うものではなくマッサージを受けているような心地よさがあります。また、通電の強さは一定ではなく、個人個人の症状・体質・体格・鍼の感受性を十分に考慮し治療していきます。
筋肉の血行を改善し、神経系に活力を与え自律神経を調整する
パルス治療は図のように筋の収縮運動を促し、筋緊張の拡大によって低下した筋の血行が改善します。
筋代謝および筋ポンプ作用で血流を改善し筋疲労を緩和させると骨格筋では血流の増加が見られ、皮膚血流量および筋血流量を増加させ筋疲労を緩和させます。
深部の痛覚閾値(つうかくいきち:痛みを感じ取るライン)が上昇し疼痛(とうつう:体に損傷がおこったこと、起こった可能性がある不快感)が軽減し患部の体表温が上がります。
パルス治療は、効果が生じるまで15〜30分程度の誘導時間は必要であるものの、刺激終了後も鎮痛効果は持続し、体の全身で痛覚抑制を感じることができます。
筋肉を支配している神経に含まれる求心性神経を興奮させ、中枢神経に信号を送り鎮痛系を活性化させたり反射により内因性オピオイド(体内で作られる痛みをコントロールする物質)といったホルモン分泌や自律神経を調節します。
また、偏頭痛は三叉神経末端が刺激されてCGRP(※カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を分泌することで起こるとされていますが、このCGRPの活性を阻害することで、片頭痛発作の発症を抑制する効果が期待されています。
岸野治療院でおこなう治療・マッサージ
古代中国で発明された治療法。鍼または鍼治療と呼ばれ経穴(つぼ)を刺激することで経絡として知られる道を通る「気」の流れの異常を正すとされています。
衣服の上から心臓に近い方から遠い方に施術(なでる、押す、揉む、叩くなど)し、生体の持つ恒常性維持機能を反応させて健康を増進させる手技療法です。
灸は、もぐさと呼ばれるヨモギの葉を陰干し精製したものを皮膚の上で燃焼させる治療法です。経穴(つぼ)と呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与えます。
指先などの末梢部から心臓に向かって施術を行い、静脈やリンパの滞りを改善しその流れを促進し、緊張緩和、筋肉痛緩和、排便促進などに効果があります。
住所:〒018-3311 秋田県北秋田市材木町5-6
電話:0186-62-6810
時間:[平日]8:30~18:30/[土曜]8:30~18:00
※最終受付は終了時間1時間前となります
定休:毎週日曜 ※研修のため月曜休もあり
駐車:店舗前に駐車場あり[3台]
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